IE Temporary Internet Files の注意点
アクセスの遅い 2.5inch HDD を使っているノート PC では,Ramdisk を一時ファイル置き場として利用することにより,使い心地を大幅に向上できます.応答が速くなるだけでなく,HDD のアクセス回数が少なくなって静かになるという利点もあります.
ただし,Ramdisk の使用を中止たときなど,IE の一時ファイルを置くディレクトリが存在しない状況になると,不可思議な現象を体験することになるらしく,注意が必要です.
私の環境では,以下のような問題が発生しました.
- TeraPad(テキストエディタ)
- ファイルを開こうとすると,「ファイルが見つかりません」というエラーダイアログが表示される.
- ファイルをドロップすると落ちる.
- MS PowerPoint
- グラフを正常に処理できず,コピーや印刷をしようとするとエラーが発生する.
以上のエラーが起きている状況では,関係のなさそうなエラーメッセージしか出ないため,原因の特定が非常に困難です.
- MS Word
- 一時ファイルが作成できないので環境変数 TEMP を確認してくださいという旨のエラーメッセージが出る.
このエラーメッセージで検索して,やっと対処法が見つかりました.
- XWIN II Weblog: Office 2007とInternet Explorer 7.0の密接な関係
というわけで,IE の一時ファイルについては,慎重に設定する必要があるようです.