dawgdic-0.1.0 から dawgdic-0.2.0 に更新

構築アルゴリズムの変更により,DAWG の構築にかかる時間が短縮され,作業領域が削減されています.また,キーを登録するときの順序は,辞書順固定になっています.

なお,ダブル配列の要素数は上限 2^29 = 約 5 億 3 千万です.非常に大規模な DAWG を構築した場合,ダブル配列への変換に失敗する可能性があります.例えば,DAWG の遷移数が 4 億を超える状況では,高い確率で失敗すると思います.

  • nanika::dawgdic::DawgBuilder
    • 構築アルゴリズムの変更
      • メモリ消費の削減
      • 構築時間の短縮
    • 一部インタフェースの変更
  • nanika::dawgdic::Dawg
    • インタフェースの追加
      • num_of_state(): 状態数
      • num_of_transitions(): 遷移数
      • num_of_merged_states(): 併合された状態数
  • nanika::dawgdic::Explorer
    • nanika::dawgdic::DictionaryExplorer に変更
  • 全般的な変更
    • サイズに関する型を nanika::dawgdic::SizeType (std::size_t) に統一

追記(2009/5/4):